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和漢廿四孝(柳下亭種員撰・重宣画)・1 仁徳天皇

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『和漢廿四孝』(東北大学附属図書館所蔵)
出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100445689

仁徳天皇

人皇十六代 應仁帝第四の皇子 大鷦鷯尊(おほささぎのみこと)と
もうし奉りしは此君なり 
父帝 第五皇子稚郎子(いらつこ)宮に御位を ゆづりたまひ 其翌年崩じたまふ 
宮は御兄の天皇を位に即(つけ)奉らんとすすめ申せども 
御父の遺勅を おもんじ これをうけたまはず 
既に孝心かくのごとし 相互に位を譲り合う叓(こと)三年 
宮 失せ玉ふによつて 是非なく位に即(つき)給ひ 
摂津国高津に大裏を遷し難波津都と唱へけり

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房種さん挿絵の仁徳天皇。文章の文字は整って読みやすい字体です。ただ漢字が少なくて読みにくいですけど。絵も房種さんのほうが上手ですね。