コツコツ古典

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英雄図会(葛飾戴斗1825年)・2 武内大臣

日本の長寿代表、武内宿祢さん。高く上げた右手に珠を持つ、宿祢の山車人形を見たことあります。

ARC古典籍ポータルデータベースより

内大臣(たけのうちだいじん)
武内宿祢は人王八代孝元帝の王子彦太忍信命の孫にて紀氏の祖なり 景行帝より
仁徳帝まで六朝の忠臣 成務帝三年正月大臣の官に昇る 是本朝大臣の始なり
神功三韓を伐給ふ時供奉し 船中に干満の二珠を得て 軍に勝利を得 帰朝の後
大和国熊王を亡し 寿三百余歳にして仁徳帝の七十八年庚寅十月薨去 
雄山(をとこやま)八幡宮の摂社第一に祭る 高良(こうら)の神是なり

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男山・石清水八幡宮の摂社、高良の神ね。武内宿祢が祭神だったのね。高良神社といえば徒然草に登場する神社よね。

初めて石清水八幡宮を単独で訪れたお坊さんが、上の本殿まで行かずに摂社の高良神社や近くの極楽寺だけ参拝して満足して帰ってきた。案内人は必要ね、という話(第52段)。昔はガイドマップなんてなかったものねー。