剣を振り上げて我が子の軻遇突智(かぐつち)を殺すイザナギの尊。
「和漢絵本誉」国文学研究資料館所蔵 クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス CC BY-SA
伊弉諾の尊(いざなぎのみこと)
十握(とつか)の みつるぎを以て 天の軻遇突智を斬給ふ
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軻遇突智、古事記では加具土神(かぐつちのかみ)と表記されます。火の神様で、この軻遇突智を産んだために母親のイザナミは火傷で命を落としてしまいます。愛する妻を失ったイザナギは、我が子カグツチを十握の剣で斬ったのち、亡くなった妻に会うために黄泉の国へ出発するんですね。