コツコツ古典

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和漢廿四孝 (柳下亭種員 撰)・21 北條泰時

「鎌倉殿の13人」の印象が強いので、泰時というと坂口健太郎さんの姿かたちが脳裏に浮かびます。

早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より

北條泰時(ほうでうやすとき)
北條義時の長男にて鎌倉三代の執権たり 義時存生のうち 泰時にまさりて寵愛深き子多くありければ その死後泰時 所領を我が弟妹に多く分け与へ その身は少し請けけるを尼将軍聞き給ひ 驚きてあらため 正しく分け与へんと沙汰あるを 泰時深くとどめ申 彼らをおろそかになすは父の志にあらずと強て はじめのごとく分け与へけり

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父の遺志を尊重して、所領は自分より弟妹のほうへ多く行くようにしたんですね。

さてこの絵を見た時、まず泰時の袖の大きなミツウロコに目が行きますね。見せ方上手ですね~。バランス感覚のいい絵。絵師は歌川重宣(二代目広重)さんのようです。