絵本故事談5(橘有税1714)
建物の中から庭の松の木に吊るした鎧を射る源義家。 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 義家(よしいゑ)源の義家は頼義の嫡子なり 七歳の時男山に於ゐて元服し 八幡太郎と号す壮年に及ひて有力人に勝れ弓勢鉄楯を貫く清原の武則か所望によつ…
平等院・扇の芝で散った頼政。武芸にも和歌にも堪能だったのに。 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 源頼政(みなもとのよりまさ)頼政は源の頼光に五代兵庫頭仲正の子なり 射を善(よく)す近衛帝の御宇に禁裏におゐて闇中に化鳥を射て其名大…
二人目は源頼光。多田満仲の息子さん。 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 源頼光(みなもとのらいくはう)頼光は満仲の長子にて智勇を以て世に顕る 一条院の御宇に摂津守に任し鎮守府将軍たり 曽て舎弟頼信の宅に赴き 厩に一人の童子を縛し置…
トップは日本武尊。 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 日本武尊(やまとたけのみこと)尊は景行帝の御子なり 帝の皇后同日同胞にして雙生し給ふ 俗にいふ ふた子なり帝これを異とし碓になそらへて二(ふたり)の皇子を大碓小碓と號(なつけ)…
明日からは絵本故事談の巻之五をご紹介していきます。 「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 絵本故事談は八巻まであり、それぞれ30人前後の人物が紹介されています。なぜいきなり第五巻なのかというと、この五巻だけ収録されているのが全員日本…