コツコツ古典

間違いがあったらコメント下さい。

和漢廿四孝 (柳下亭種員 撰)・9 小野篁

前項、紀夏井さんの書の先生。お母さんも読書好きだったのかしら。教養のある女性だったのね。何読んでるのかな。

早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より

小野篁(おののたかむら)
小野長峯の子 天長五年父に後れ 承和五年遣唐使に命ぜらる 母の名残をいたく惜しみて やまひに託して途中よりかへる このゆへによつて 隠岐の国へ流罪となれり 篁ますます母に仕ふること節にして たとへんかたなし 翌年めしかへされて参議従三位に叙す 能書のきこへ世に高く 我朝の大儒とあほがれたり

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井戸を通って地獄とこの世を行ったり来たりした人ですね。昼間は朝廷、夜は閻魔庁の役人として働いていたとか。地獄は人材不足だったのかしらね。