2024-01-07 金縹題名将手鑑 下之巻・17 一ノ谷合戦 合戦 平山季重 熊谷直実(平直実) 金縹題名将手鑑(歌川国芳1841) 一ノ谷の合戦の様子。 国立国会図書館デジタルコレクションより 相模の国鎌倉に頼朝ゐながら平家を討たんと 舎弟範頼義経に下知して摂州一の谷を攻めんとて義経は搦手へ回り 範頼は大手生田の森へ押し寄する平家方にもこれを見て多勢を出だして戦ふたり 此時平山武者所季重熊谷二郎直実ら手痛き働きをして無類の手柄を顕したりしかるに直実が一子小二郎直家生年わづか十六歳にて華々しき働きして討死しけり ーーー 馬標って言うんですか、纏は源氏の紋、笹竜胆。その下の旗、「丸に二つ引き紋」は平山季重の家紋。