コツコツ古典

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欄間図式(中)・4 冬 雪柳と鷺

The British Museum所蔵

雪柳にさきのつ 尤かけほりにはよろしからす
柳のえたよくたより有様にもやうをとりてよはからぬ
やうにすへし
しかしけんふんのあまりつよきやうにみゆるは
何にてもおもく見えてあしく 打見はよはくして
つりのつよき様に心付る事かんやうなり
尤さきは毛ほりしてよし
はねのかさなりなとをすこしつつ
しつめてよし
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雪柳に鷺のつ(図?) もっとも陰彫りにはよろしからず
柳の枝よくたより有る様に模様を取りて
弱からぬやうにすべし
しかしけんふん(見分?)のあまり強きやうに見ゆるは
何にても重く見えて悪しく 打見は弱くして
つりの強き様に心付る事肝要なり
もっとも先は毛彫りしてよし
羽の重なりなどを少しづつ しつめてよし

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雪柳とサギというのは陰彫りはダメ・・・どちらも真っ白さが特徴ですからね。