コツコツ古典

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欄間図式(下)・5 鳥家鳩(とやばと)

丸い窓から鳩の姿がたくさん見えて可愛いですね。

鳥家鳩

The British Museum所蔵

とやばとは丸をほりすいして はとはうけぼりなり 
地いたにとぶとりはいふをしすめ はとをうけぼりにすべし
はとふくとは はとの 鳴まねをする也
はとふく風とは にしよりふくかぜなり
はとのきぎすとは たかのとらざるとりの名なり
はとのはかりとは しやかのぼさつぎやうのことばなり
はとに五つのどくあり 五常をしりたる鳥なりといへり
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鳥家鳩(とやばと)は丸を彫りす(か?)して 鳩は浮け彫りなり
地板に飛ぶ鳥はいふを沈め 鳩を浮け彫りにすべし
鳩吹くとは鳩の鳴き真似をするなり
鳩吹く風とは西より吹く風なり
鳩のきぎすとは 鷹の捕らざる鳥の名なり
鳩のはかりとは 釈迦の菩薩行の言葉なり
鳩に五つのどく(徳?)あり
五常を知りたる鳥なりといへり

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