コツコツ古典

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絵本故事談 巻之五・30 高綱景季

宇治川で先陣争い(1184年)をした佐々木高綱梶原景季。前項の浄明一来のお話も舞台は宇治川でしたが、あちらは1180年のお話。

早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より

高綱景季(たかつな かけすゑ)
佐々木四郎高綱は秀義か四男なり 頼朝義仲を征するの日
龍蹄生食(いけすき)を賜て宇治川を渡す 其時梶原源太景季も駿足磨墨を
賜て高綱より魁にすすむ 高綱欺て景季に馬の腰帯を縮さしめ
其間に馳抜 戦功をはげまし功の魁となれり

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さきごろ青森を旅行した時六ケ所村のお土産屋さんで「いけづきの里」という和菓子が店頭に並んでいました。生食(池月)は東北から関東、山陰、四国、九州まで、各地に産地の伝承があるそうです。日本中にその名を轟かせる名馬だったんでしょうね。